生産本部
製造課
S作業組
無駄を省く段取り
細い導体を撚り合わせて、1つのボビンに約1,500mの撚線を巻き付ける。
段取りの良し悪しが効率化を左右する鍵となる。
この工程の難しさは何ですか。
撚線で大切なのは各素線の張力が均一な状態で撚られることです。これがばらついているときれいに撚ることができません。しかし張力メータがあるわけではないので、線の引き具合を見ながら工程を管理しています。
どんなところに気を遣いますか。
まずは安全です。撚り機は巻き込まれやはじけ飛びなど危険な要素が多いので、防護ネットを設けています。しかし設備だけでなく、作業者が安全行動を守ることが大事なので、絶対に事故を起こさないという気持ちで作業に取りかかります。
一方で作業効率も追求しています。段替えという素線のボビンを撚り機に設置する工程が製造効率を左右します。動きを早くするというよりは、段取りを整えて無駄な動きをしないことを意識しています。段替えの時間短縮は自分の中のチャレンジ目標ですね。
3つめは品質です。きれいに撚って、きれいに巻き取る。巻き取りも製品の仕上がりを左右するので、かなり気を遣います。
どんなところにやりがいを感じますか。
自分が作った電線が世の中で使われ、人々の生活を支えるインフラとして役立っていることは大きなモチベーションです。作業時間の短縮や安全性の向上など、自分で立てた目標をクリアしていく過程にもやりがいを感じます。
そして、この製品に携わっていることにプライドを持っています。