生産本部
製造課
検査作業組

不良ゼロを目指して

私たちのグループは製造された電線の完成品検査を担当している。

主に電気特性検査、構造検査、材料検査を行うが、
検査工程で大事なのは、違和感を見逃さない集中力と不良ゼロへの責任感だと思う。

気をつけていることは、どんなことですか。

「絶対に不良品を出さない」という気持ちが大切だと思います。検査標準に則って行うことは当然ですが、基準値内でも「おやっ」と思ったときは立ち止まるようにしています。

電線は気温や湿度によって微妙に仕上がりが異なります。毎日検査していると数字に表れなくても、いつもと微妙に違うと感じることがあるのです。特に感覚が大切なのは被覆材料ですね。それと新製品は経験値が少ないため慎重に検査します。

感覚的な違和感があるときは、数字が基準値内でもすぐに開発担当者や品質保証部に確認してもらうようにしています。

検査技術はどのように磨きますか。

検査は誰がやってもほぼ同じ結果が出る検査と、作業者によって差が出る検査があります。難しい検査は知識と技術と経験が問われます。私たちは外部の資格セミナーや社内認定制度など、個々人の段階に合わせた目標を立てて検査技術の研鑽に努めています。

抱負を聞かせてください。

改善活動の継続です。検査工程は改善しても効果金額が低く、評価されにくい工程です。しかしノウハウの確立や情報の共有は底上げに不可欠なので、目立たなくても「不良品ゼロ」を支えているという気持ちをモチベーションにして、改善を積み重ねていきたいと思います。